自撮り男の洞察力

2016/08/30 洞察力があったらな洞察力講座
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ネットの中での洞察力

洞察力は見る力なので、ネット上でのやりとりには関係なんて思っている方はいらっしゃいませんか？
基本的には相手の気持ちを汲むことが洞察力なので、同じ理屈がネット上でも使うことができます。
今回は、残念ながら洞察力がなかったためにチャンスを逃してしまった男性のお話をご紹介します。
ちょっとだけうまくいきそうな方がいる人は同じ過ちは繰り返さないようにしましょう

自分日記男の本当の過ち

友達の友達が主催するある会社のパーティーで知り合ったS君の話です。
S君は、私と同じ市に住んでいたため、よく週末にはふたりで出かけていました。
S君はバイクや野球が好きな子で、よく「今日はツーリング！」「今野球場に向かってます～」のような
ラインを写真付きで送ってきました。
内心、「別に聞いてないよ…」と思いながら、これが今はやりの「自分日記男（自分の日常を送り付ける男）」か、なんて思っていました。
ある時、S君とショッピングモールへ出かけた時のことです。
その日はどうも体調が悪く、家についてからS君へ「やっぱり風邪ひいたみたい…」とラインをしました。
私は、大丈夫？のような心配の返事がほしくて、なんなら家も近いのでお見舞いに来てくれることを期待したのですが
S君からの返事は、「お酒おいしい～！」というコメントと、パソコン越しに撮られた焼酎の写メ。
無駄にアングルにこだわった写真にイライラが増すとともに、「ねぇ。人の話聞いてる？」という思いがフツフツ沸いてきました。
人の話を聞けないコミュ障男です。

自分のことより相手のこと

ここまで読んだ方はお気づきだとは思いますが、非常にもったいないことをこのS君はしていましたね。
洞察力とは簡単にいえば相手の世界観に合わせることです。
相手がラインをどんなときにどんな気持ちで送っているかを考えれば、間違っても自分が元気の姿を見て元気になってほしいなんていう理屈は通らないのがよくわかりますよね。
洞察力はコミュニケーション能力と同義だということもできます。
相手がどんな気持ちでラインを送ってきたのか、顔は見えなくても想像してみることでいつもよりラインでのコミュニケーションはうまくいくかもしれませんね。