- TOP
- 見るだけじゃない”聴く”洞察力
見るだけじゃない”聴く”洞察力
見るだけじゃない”聴く”洞察力
今日はとても暖かくて、ふと気づくと鼻がムズムズしていました。ふとカレンダーを見ると2月も中旬。そろそろ花粉が飛んでくる季節なんだと実感しました。花粉の季節になると、私なんかはどうしても目がかゆくなったりして、春は目に違和感をずっと抱えているような状態になります。そんな状態の時に、一生懸命洞察力を使おうとしても難しいです。どうせならいっそ目をつぶったままでも相手の様子がわかってしまえればいいなんて思ってしまいます。そんなときに使えるのが”聴く”洞察力です。
聞き分ける傾聴
一言で言ってしまえば”聴く”洞察力とは傾聴のことですが、今回お伝えしたいのは相手が話しやすいようにあいづちをうったりする傾聴ではなく、大きく気持ちが動いたサインが何なのかを言葉の中から探す技術です。もし、相手の気持が動いたサインを言葉の様子から読み取ることができれば、花粉症で目がやられていても、電話でのデートの申し込み、営業電話もうまくいくようになります。
秘密は気持ちが動くとき
私達が何かを決断するときというのは気持ちが動いたときになります。おいしそうなお店の前に立ったとき、「あ、おいしそうだな」と気持ちが揺らいでからこの店に入ろうと決めます。ほぼ無心で悟りを開いたように入っていく人というのはまずいません。そんな風に気持ちが動いた瞬間を声の調子から読み取ることができれば、そのときに何かをお願いすればうまくいきます。
もしも、反対に心がガッチガチに固まっている人に対して何かを売り込もうとしてもそれがうまくいかないのは言うまでもないことだと思います。
気持ちの乗った言葉とそうでない言葉の見分け方
それでは、気持ちの乗った言葉というのにはどういう特徴があるのかをみていきましょう。
声の調子が上がる
話していて、気分があがるとその人の声というのは自然と調子が上がります。調子が上がるというのは声の音が少し高くなったり、早くなったり、大きくなったりします。ここまでは自然と多くの人が聞き分けていることだと思います。しかし、このことに対してきちんと意識するようになると、その話し相手が何でテンションがあがりやすいかを把握することが出来ます。無意識になんとなくやっていることときちんと意図的に意識のベースの上にのせて同じことをするのでは格段にその判断力というのは変わってきます。
気持ちが乗った言葉を見つけるコツ
単語レベルで何が好きなのかを聴くように話を観察していても良いですが、もう一つポイントがあります。人には自然と話しが入ってきやすい傾向の話のパターンがあります。それは視覚的な話、聴覚的な話、感覚的な話であるかです。
リンゴ一つを取ってみて考えてみても、反応は様々です。視覚優位の人はリンゴの見た目の話をすすと調子が乗りやすくなります。「形もキレイで色もちょうどいい赤色。艶っぽさもあって、とてもおいしそう」という話し方が視覚優位の話になります。
そして、「リンゴを口に入れたとき、じゅわ~っと広がる果汁が魅力的な青森県産の○○という品種のリンゴです」のような話し方が聴覚優位なものになります。じゅわ~っという擬音を使ったり、青森県産、リンゴの品種の名前など音や名詞に関わることにとても魅力を感じるタイプです。
3つめが感覚優位タイプの人です。「口から鼻に抜けていく匂いがとても芳醇です。口にひろがる果汁にはただ甘いだけでなく、上品の甘酸っぱさも含まれています。」このように、味覚などの感覚に強く訴えかけるようなものによく反応します。感覚タイプの人はこうしたことを少し楽しそうにゆっくり話す傾向もあります。
気持ちが乗ることがわかったら
もし、相手の気持ちが動いたことがわかったら、相手のタイプに併せてその未来を提示してあげるような形でお願いや提案をしてみましょう。その人は少なからず気持ちが動いているので、普段よりは論理のブロックは甘くなっています。普段の人間関係からこうしたことを注目しているといざというときのお願いをするときや、渾身のデートに誘うときに使えることでしょう。
関連
\ SNSでシェアしよう! /
洞察力講座の注目記事を受け取ろう
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
洞察力講座の人気記事をお届けします。
-
気に入ったらブックマーク!
-
フォローしよう!
見るだけじゃない”聴く”洞察力
見るだけじゃない”聴く”洞察力
今日はとても暖かくて、ふと気づくと鼻がムズムズしていました。ふとカレンダーを見ると2月も中旬。そろそろ花粉が飛んでくる季節なんだと実感しました。花粉の季節になると、私なんかはどうしても目がかゆくなったりして、春は目に違和感をずっと抱えているような状態になります。そんな状態の時に、一生懸命洞察力を使おうとしても難しいです。どうせならいっそ目をつぶったままでも相手の様子がわかってしまえればいいなんて思ってしまいます。そんなときに使えるのが”聴く”洞察力です。
聞き分ける傾聴
一言で言ってしまえば”聴く”洞察力とは傾聴のことですが、今回お伝えしたいのは相手が話しやすいようにあいづちをうったりする傾聴ではなく、大きく気持ちが動いたサインが何なのかを言葉の中から探す技術です。もし、相手の気持が動いたサインを言葉の様子から読み取ることができれば、花粉症で目がやられていても、電話でのデートの申し込み、営業電話もうまくいくようになります。
秘密は気持ちが動くとき
私達が何かを決断するときというのは気持ちが動いたときになります。おいしそうなお店の前に立ったとき、「あ、おいしそうだな」と気持ちが揺らいでからこの店に入ろうと決めます。ほぼ無心で悟りを開いたように入っていく人というのはまずいません。そんな風に気持ちが動いた瞬間を声の調子から読み取ることができれば、そのときに何かをお願いすればうまくいきます。
もしも、反対に心がガッチガチに固まっている人に対して何かを売り込もうとしてもそれがうまくいかないのは言うまでもないことだと思います。
気持ちの乗った言葉とそうでない言葉の見分け方
それでは、気持ちの乗った言葉というのにはどういう特徴があるのかをみていきましょう。
声の調子が上がる
話していて、気分があがるとその人の声というのは自然と調子が上がります。調子が上がるというのは声の音が少し高くなったり、早くなったり、大きくなったりします。ここまでは自然と多くの人が聞き分けていることだと思います。しかし、このことに対してきちんと意識するようになると、その話し相手が何でテンションがあがりやすいかを把握することが出来ます。無意識になんとなくやっていることときちんと意図的に意識のベースの上にのせて同じことをするのでは格段にその判断力というのは変わってきます。
気持ちが乗った言葉を見つけるコツ
単語レベルで何が好きなのかを聴くように話を観察していても良いですが、もう一つポイントがあります。人には自然と話しが入ってきやすい傾向の話のパターンがあります。それは視覚的な話、聴覚的な話、感覚的な話であるかです。
リンゴ一つを取ってみて考えてみても、反応は様々です。視覚優位の人はリンゴの見た目の話をすすと調子が乗りやすくなります。「形もキレイで色もちょうどいい赤色。艶っぽさもあって、とてもおいしそう」という話し方が視覚優位の話になります。
そして、「リンゴを口に入れたとき、じゅわ~っと広がる果汁が魅力的な青森県産の○○という品種のリンゴです」のような話し方が聴覚優位なものになります。じゅわ~っという擬音を使ったり、青森県産、リンゴの品種の名前など音や名詞に関わることにとても魅力を感じるタイプです。
3つめが感覚優位タイプの人です。「口から鼻に抜けていく匂いがとても芳醇です。口にひろがる果汁にはただ甘いだけでなく、上品の甘酸っぱさも含まれています。」このように、味覚などの感覚に強く訴えかけるようなものによく反応します。感覚タイプの人はこうしたことを少し楽しそうにゆっくり話す傾向もあります。
気持ちが乗ることがわかったら
もし、相手の気持ちが動いたことがわかったら、相手のタイプに併せてその未来を提示してあげるような形でお願いや提案をしてみましょう。その人は少なからず気持ちが動いているので、普段よりは論理のブロックは甘くなっています。普段の人間関係からこうしたことを注目しているといざというときのお願いをするときや、渾身のデートに誘うときに使えることでしょう。
ライター紹介
-
洞察力講座
この人が書いた記事
-
-
-
-
洞察力基礎講座@五反田 8月31日(木)19時から