家庭の事情をわかってあげられない
PTAの役員会で
PTA役員会で、運動会に女児愛好者が保護者のふりをして写真を撮影に来ることと、運動会に集まる保護者の違法駐車や騒音などで周囲の住民に迷惑をかけているので保護者が運動会に来ることを廃止しようかどうかという流れになった時がありました。
その役員会で1名の生徒の母親が「子供にとって両親が運動会に応援に来てくれるのは一生の思い出になる、子供の保護者かどうかは子供と一緒にお弁当を食べているかいないかですぐに判別できる、車での来場だけ禁止すればいい」と頑なに反対した人がいました。
全員が当たり前の幸せがあるわけではない
昨今の離婚事情で親権を取れなかった父親がこっそり撮影に来ることもあり、もしその父親を女児愛好者と間違えて通報したら子供が傷つく、また、他の子供は両親が応援に来たのに自分の家は片親しか応援に来ないとなると肩身の狭い思いをさせるという配慮から始まった話し合いだと説明したら「なら何故最初からそう言わないの」と逆ギレです。
ご自身が離婚や再婚を経験していない人はそういう家庭に事情のある生徒に対しての思いやりや想像力が著しく低いので、自分の家庭と違う環境で生きている子供の心を守るために、あえて違う面からアプローチをしているのに、もっと空気を読んで欲しいと思いました。
視野がどんどん狭くなっている私たち
私たちは隣の席で仕事をしている人のことを気遣えません。夫婦が気遣えません。マイノリティの人のことをなかなか気遣うことができません。
自分だけ。自分のコミュニティだけを考えているとすぐにそうなってしまいます。実際には100人いれば100通りの考え方があるのです。
洞察力ではそれらを察して読み取るチカラを身につけます。PTAなどでは洞察力を使って、黒幕のような存在になっている人がいます。悟られないくらいの出力でうなづいたり、声を発するだけでも話の流れが変わることが洞察力を通して理解できます。