野良ネコで練習できる洞察力
人の顔なんて見れない・・・
洞察力なんていうと人の顔をみないといけなくてどうしても苦手なんていうかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなことできないから洞察力を学んでも練習できないし、出来るようになれる気がしない。
確かに、人の顔を見るだけで精一杯の人がいろんな他の動きを見ながら判断したりするというのはちょっと難しいことです。
そんなときは、まずは人以外で練習してみるうというのはどうでしょうか?
そう思って外をフラフラ歩いていてみかけるのが野良猫。ネコ相手であれば特に恥ずかしくもなく、じっくりと観察することができそうですね。
ネコにもいろんな子がいます。少し人に慣れている子はちょっと近づいても動じなかったり、警戒心が強い子は少し音がするだけで逃げていってしまいます。
柄や目の形、尻尾の長さ、野良猫にもいろいろいます。
こんな風に人を観察してしまうのは少しはばかられますが、相手はネコちゃん。嫌なら相手がプイっとどこかにいってしまいますし、何か嫌な顔をされることもありません。
そう考えてみると、野良猫は実にいい練習台なのです。
ネコの目の形
早速、ネコちゃんがどんな気持ちか探るために、特徴を説明していきます。
見るところはネコの目玉の形です。大きく分けて3つの種類があります。
細い目
縦に細長くて、ちょっと邪悪な目をしているのがこの細い目です。
単純に明るいところにいると目は細いです。昼間に会うとこの目のときが多いです。しかし、このときのネコは少し攻撃的になっているときがあります。そんなときは引っかかれたりすることもあるので、少し警戒して観察するようにしてみましょう。
まん丸の目
反対に暗いところではまん丸の目をしています。遊びなどに興奮して感情が高ぶっているときや不安や恐怖を感じているときもこの目の形になります。
楽しそうにしているからまん丸になっているのか、怖いことがあるから丸い目になっているかを見極めることができればネコ洞察がまた一段とうまくなります。
閉じている目
安心したり、リラックスしているときは目を閉じてまったりしています。日向ぼっこ中のネコちゃんはよく目を閉じてごろーんとしていますね。
ちょっと呼びかけてみて、目を閉じて瞬きで応えてくれるようになったら、そのネコはあなたのことをかなり信頼している証拠です。
ネコの耳の向き
ネコに限らず動物の耳というのはとてもよく感情を表しています。人が身振り手振りで何かを表現するのならば、動物は耳でそれを表しているといっても過言でないでしょう。
基本的には耳が向いている方向に何か気にしているものがあります。
横向きの耳
耳が横を向いているときや横に伏せているときは何か不安や怒りを感じています。また、何かを警戒しているときも横を向きます。
前向きの耳
リラックスしていたり、お腹がいっぱいのときです。何か楽しそうなことがあるときも耳が前に向きます。
左右違うときの耳
どうしたらいいのかわからなくて困っているときに左右の耳が違う方向に向きます。驚いていたり、パニックになっている証拠なので、驚かさないようにしたほうがよいでしょう。
しっぽの向き
ネコの尻尾は犬とは違う感情を表しているときがあります。そして、野良猫だとケンカしたときに尻尾をちぎられてしまうことも。縄張り争いをする時期のネコは特に尻尾の長さの違いというのははっきりしてきます。
真上に向いている尻尾
甘えたりかまってほしいときの尻尾です。信頼されている証拠なので、野良猫にこの尻尾をさせることができればかなりネコと心を通わせられているでしょう。
下に垂れている尻尾
あまり元気のないときの尻尾です。具合が悪いかもしれないので、家猫のときは何か異変があるか注意するようにしましょう。野良でも何か助けられそうなことがあれば助けてあげても良いかもしれませんね。
フリフリしている尻尾
これが犬とは一番違う尻尾の意味です。イライラしていたり不機嫌なときにネコは尻尾をフリフリします。犬と一緒だと思って、わーっと近寄ると攻撃されてしまうこともあるので気をつけましょう。
足の間に挟んでいる尻尾
これは相手に攻撃する意思がないということを伝える意味の尻尾です。気が弱っていたりすることもあります。見るからに少しショボーンとしているかもしれませんね。
ネコに受け入れてもらえる10個のコツ
まずネコちゃんを観察しようと思っても、まず嫌われてしまってすぐにどこかにいかれてしまってはどうしようもありません。せっかくだからネコさんに好かれて愛されたいですよね。特に野良猫の場合は特に警戒心も強いのでなかなか心を開いてくれません。そんなときはこれからお伝えする10個のコツを実践してみてください。もちろん、ネコカフェの猫さんにも有効ですよ。
- 穏やかな声で話しかける
- そっとなでてあげる。だっこが上手
- 目を見つめない
- あまり距離を詰めようとしない
- 上手に遊んであげる
- ネコが甘えたいときにだけ甘えさせてあげる
- 悪いことをしてもガミガミ怒らない
- 匂いのするものを身体につけない(香水とかハンドクリーム)
- ネコを対等に扱う
- 写真を撮るときにフラッシュを使わない
実際に、野良猫のことを観察しようとするときにはなるべく興味ないですよーという素振りで近づいていって、目をじっと見つめないようにしましょう。見つめ合っているときはこちらに関心があるので、ずっと見ていてくれますが、かなり警戒されてしまいます。ネコが興味をひいてくれそうな楽しい動きをするおもちゃなんかがあると関心を向けてもらいやすいでしょう。
近くによることが難しいときは遠くからでも尻尾など見れるところを見てみるのが良いです。
このようにして、観察とこんな気持ちなのかなと判断していくことを繰り返していって練習していけば、いざ人を相手に洞察するときもきっとうまくできるようになっていることでしょう。