メンヘラのニュアンス違いで嫌な空気に

恋愛の話だったはずが
私は10人程の仲の良い男女混合のグループラインで日々他愛のない会話から真面目な相談などをしています。
そんなある日の事で『?』となる事が何度かありました。
グループラインのリーダーでみんなの兄貴分的な存在の男性がある日『恋愛って難しいね』とラインに書いてきました。
当然自分含め皆が『何かあったの?』『どうかしたの?』となりリーダーに返答します。
するとリーダーは今現在交際中の女性の事で悩んでいると言うのです。さらにどういう事で悩んでいて話せる範囲で彼女はどのような女性なのかを聞くことにしました。
リーダー曰く彼女は『いつもネガティヴな事ばかり言う』『全ての元凶はリーダーだという』『よく自殺をほのめかす』『仕事や電話に出ることができない状況でひっきりなしに電話をかけてくる』『一方的に電話やメールでリーダーに説教してリーダーの話は全く聞く耳持たず』『癇癪』なのだそうです。
メンヘラという言葉の軽さ重さ
そこでグループラインメンバーの一人が『それって最近よくきくメンヘラって人じゃない?』と言いました。するとすぐにリーダーや他のメンバーも『たしかに』『そうかもしれない』と発言を続ける中、ただひとり『メンヘラってそんな重い言葉軽々しく使うものじゃないよ』と言ってきました。
私も同調したので皆ですぐに謝ったのですがその人はそこから突然、心の病の歴史について延々と語り出したのです。『メンヘラというのはメンタルヘルスで本人にはどうしようもない病で……』というふうに暫くラインでのその方の長文が続き、私の想像では私含めひとひまたひとりとその場のトークから去っていきました。
空気が悪くなり、リーダーがしばらくしてグループラインで『愚痴ってすまなかった』と書き個別ラインでは『ごめん。あいつの真面目すぎるとこあるけどいいやつだから気にしないで』と来ました。
メンヘラという言葉に対して色々語りはじめたときにまさに『そうじゃないんですよ』と感じました。
そこをつっかかることで話の流れが乱れるし、私はあのメンヘラ発言はそういうのも重いニュアンスでメンヘラと言ったわけではないと思います。自分はあの場でのメンヘラはよくまとめサイトやまとめ記事などで『ちょっと変わった困ったちゃんの総称』として使ったものだと思っています。なので空気的にはメンヘラについて語らずにスルーでよかったのではないかと思いました。
同じ単語でも意味が違う
メンヘラという単語は全員同じ意味で使っている単語では無いようですね。
「ペン」のような触れる名詞は脳内でもそれほどイメージに差が出ません。ボールペンかシャープペンシルの違いくらいがせいぜいでは無いでしょうか?しかし、「メンヘラ」のような抽象的な概念は人によって全く異なります。この差をキャッチでき無いと流れでおかしな話になってしまいます。